パラセーリングについて

パラセーリングとは・・・

パラセーリングとは、一般的に水上においてボートなどに連結されたロープを使用してパラシュートを浮上させ、そのパラシュートにより空中遊泳を楽しむスポーツ/アトラクションとなります。

パラシュート搭乗員(フライヤーといいます)は、ストラップによって形作られたブランコのシートのようなハーネスに座るような格好で遊泳するため、腕力に自身のない方でも楽しむことが可能で、けん引するロープまたはワイヤーなど(トウラインと言います)は、直接フライヤーに締結されることがありませんので、フライヤーの体に負担をかけることがありません。

また着座状態の体勢からバランスを崩したとしても、ハーネスがきちんと装着されていれば、海上や地面に落下することはありません。

パラセーリングのパラシュートは、ロープやワイヤーなどによってけん引されることにより、パラシュートを大気の中へと浮かせることができ、その前進する力が無くなった時点で重力により降下する構造となります。

ここで言う降下とは、重力だけによる自由落下とは異なり、パラシュートの空気中の抵抗を含めた落下で、使用されるパラシュートの大きさやフライヤーの重量によっても異なりますが、毎秒3~5m程度の降下率となります。

PWCなどけん引するビークルが小型の場合は海上への着水となりますが、ボートなどのある程度着陸点の広さがあるものに関しては、ウインチなどの使用によりフライヤーを水に落とすことなく船上への回収が可能です。

前進するスピード(正確には対気速度)を高度へと変えるために、パラセーリング用のパラシュートでは、パラシュート内にためた空気を効率よく後方へ排出するような構造となっており、上方向から見ると円形状のパラシュートではありますが、前後の向きが決まっています。

同じパラシュートを使用するスカイスポーツには、スカイダイビングやパラグライダーなどもありますが、一般的に使用されるこれらのパラシュートはパラセーリングのものとは形状が異なり、運動性能に優れた構造となっており、けん引されることが前提で運動性能をそれほど必要としないパラセーリングのそれとは方向性が異なるもので、実際に運行される高度なども前述のスカイダイビングやパラグライダーなどよりも低く飛行範囲もごく限られたものであるため、現在日本国内ではパラセーリングに関してライセンスを必要としておりません。

SkyDiving


スカイダイビングのパラシュート例

また、スカイダイビングやパラグライダーなどは、誤解を恐れずに言えば一人でも行うことができますが、パラセーリングに関しては先にも申し上げましたとおり、けん引する動力源が必要となりますので、自分一人だけで自由に空を飛ぶということはできません。

以上のように、多少の制約はありますが、ライセンスが不要であるため、だれでも気軽に参加できるのがパラセーリングの魅力となります。

後述いたしますが、「気軽に参加できる」=「間違いなく安全」ということではなく、トウラインの長さ、フライヤーとパラシュートのサイズのバランス、けん引速度や風向き等にもよりますが、高度はその長さの約45~71%程度となります。

600ft.(182.88m)のトウラインを全て使用した場合、その高度はおおよそ82.29mから129.84m程度まで上昇する事もできるため、そのような上空でのパラシュートの不具合による事故が起こらないよう、当社で販売しておりますパラシュートはスカイスポーツの本場アメリカで生産された、様々な部分にMIL Spec (アメリカ軍規格)の素材を使用しているもののみを取り扱っております。

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