Jeep Grand Cherokee のエラーコードと判別方法

 

こちらでは1993年以降1998年までの、一般に‘ZJ’と呼ばれているグランドチェロキーのセルフダイアグノーシスの方法を記していきます。

ダイアグノーシスモードへの移行方法

冷寒時より、水温計の針が通常停止位置になるまで暖機運転を行い、AT車はPレンジのまま、MT車はニュートラルを保持したまま、エンジン回転数を約2500回転ほどまで上げて、数秒後ゆっくりとアクセルを戻し、アイドリング状態にする。

次に、エアーコンディショナーの on-off を数回繰り返し、その後にAT車はゆっくりと各レンジにギアを移動させて、再びパーキングレンジに戻す。(シフトレバーを動かすだけで、実際に車輌は動かさなくてもかまいません)

この時点で様々なセンサー類や電気回路中の電圧、付属機器の作動が確認されていますので、一旦エンジンを止め、直ちにイグニッションキーの ON-OFFを3回ほど繰り返し最後にONでとめます。この時エンジンは掛けません。

イグニッションONのまま1~2秒ほどすると「カチカチッ」という音がした後、インストゥルメントパネル内の‘CHECKENGINE’ランプもしくは、‘POWER LOSS’ランプが点滅するはずです。

この車輌の場合コードは全て二桁なので、点灯するタイミングを見てコードを判断します。

例えば ○ ○○ という具合に点滅したならば、コードは12ということになり、 ○○○○○ ○○○○○ というように点滅したならば、コードは55ということになります。

コードは一つずつ表示されるのではなく、まとめて不具合個所全てを点滅により表示するため、トラブル個所が多数に及んだときのためにも、メモなどの用意をお勧めします。

以下にこの車輌のコードを記載しておきます。


11     
ディストリビューターからPCM(コンピューター)間の信号不適又は、信号無し
12     
最新過去50回のキーオン時以内にPCMへの電流遮断あり(バッテリーターミナルを外したなど)
13     
エンジンの止・動に関わらずMAPセンサーの信号に変化無し
14     
MAPセンサーの信号値(電圧)が高すぎ、若しくは低すぎ
15     
ディスタンスセンサーからの信号不適又は、信号無し(スピードシグナル、パルス無し)
16     
バッテリーリークあり
17     
エンジン運転時、低水温時間長すぎ
21     
O2センサーからの信号不適又は、信号無し
22     
クーラント テンパラーチャ センサーの信号不適又は、信号無し
23     
マニホールド エアー テンパラーチャ センサーの信号不適又は 信号無し
24     
スロットル ポジション センサーの信号不適又は、信号無し
25     
アイドル エアー サーキット不良
27     
フューエルインジェクター コントロール サーキット不良
31     
キャニスター パージ ソレノイド サーキット不良
32     
EGRソレノイド サーキット不良
33     
A/C クラッチ リレー不良
34     
クルーズ コントロール サーキット 又は ベント ソレノイド不良
37     
トルクコンバーター クラッチ ソレノイド サーキット不良
41     
オルタネーター フィールド コントロール サーキット不良
42     
オート シャットダウン リレー or コントロール サーキット 不良
44     
バッテリー テンパラーチャ センサーの信号不適又は、信号無し
45     
オーバードライブ ソレノイド 又はサーキット不良
46     
バッテリー電圧過大
47     
バッテリー電圧過少
51     
O2センサー リーン
52     
O2センサー リッチ
53     
PCM(Powertrain Control Module)不良
54     
ディストリビューターとカムシャフト ポジション センサー間の信号不良
55     
セルフダイアグノーシス信号終了
62     
PCM or EMR 指定距離走行
63     
EEPROM不良

 

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